回転数を上げるよりも、一人ひとりとの時間に全振りする。だから予約枠も自分たちで組み立てています。
2024年4月、東京・大手町に開院したCLASS CLINIC(クラスクリニック)。鼻整形やフェイスリフトを中心に、形成外科・美容外科の専門医として診療にあたる松本茂院長に、クリニックづくりへのこだわりと、電子カルテ活用の実際について伺いました。
貴院にはどんなことを求める患者様が多いのでしょうか。
中心となる手術は鼻整形とフェイスリフトなどアンチエイジングです。鼻整形は20代後半から30代、フェイスリフトや前額リフトは40代から60代以上と幅広い年齢層の方に選んで頂いています。安さよりも、質のほうに価値を感じてくださる方が多いです。手術の結果だけではなくて、ホスピタリティやサービス面まで見てくださる方が多いなと感じます。
もう一つ、他院さんと違うところはプライバシーですね。ご来院からお帰りまで、他の患者様と全くすれ違うことがない造りにしています。人に会いたくないという方に選んでいただく理由の一つになっているのかなと思います。
最近は海外からのお問い合わせも増えました。これまではアジア圏の方が中心だったのですが、この数か月で急にアメリカやイギリスから。先週はウズベキスタンからもメールが来て、どこで知ったのかなと。伺ってみると、AIで検索したら名前が出てきた、とおっしゃるんです。
電子カルテを導入されたきっかけを教えてください。
開業のタイミングですね。前職でACUSISをずっと使わせていただいていて、自分自身が慣れているというのが一番大きかったです。
うちは回転数を上げるよりも、一人ひとりとの時間や質のほうに全振りしているクリニックなんです。カウンセリングは1枠1時間取りますし、僕自身も30分、45分と長くお話しします。部屋も1室1室を大きく取って、回転率は度外視で作っているんです。
ですので、予約も「この方にはこの時間を取りましょう」と、こちらで組み立てられることが大事でした。そういう使い方ができるかどうかは、選ぶうえで大きかったですね。
数ある電子カルテの中から、ACUSIS Cloudを選ばれた理由をお聞かせください。
使い慣れているというのが、まず一番ですね。早い段階でご紹介をいただいて、他社さんの情報も一応は伺いましたが、初めからあまり迷うことなくお願いしようと思っていました。
あとは、見積もりから会計、入出金まで全部紐づいて管理できるところは強いなと思います。
導入されるまでの期間はどのくらいだったでしょうか?
スムーズでしたね。使用感にも慣れていましたし、特に問題はなかったです。
うちのスタッフにも、前職でACUSISを使ったことがある者がいたので、そこも入りが良かったですね。長く続いているシステムならではの強みなのかなと思います。
ほぼ100%、画像を出しながら診察。ご予約もやり取りを挟むから、キャンセルはほとんどありません。

ACUSIS Cloudを活用して、どんな取り組みをされていますか?
うちは大体、画像を出すんです。その場で一緒に写真を見ていただきながら、手書きで画面上に書き込み、患者様にも共有しながら進めていく。ほぼ100%、画像は出していますね。
ご予約についても、その場で枠が確定するのではなく、まずはご希望を伺う形にしています。内容によって調整が必要なこともあるので、スタッフが一度ご返信してやり取りをしたうえで、最終確定という流れです。ひと手間は挟むのですが、そのおかげか、キャンセルされることはほとんどありません。ちゃんと向き合ってくださる方に来ていただけている印象ですね。
今後さらに活用したいと感じている機能はありますか?
スマートフォンからの操作ですね。院内は基本的にWindowsで動いているので問題ないのですが、出先で何かあったときに、iPhoneやiPadで確認したいことがあるんです。以前は閲覧までという印象があったのですが、今は予約の変更までできるようになったと伺ったので、これからもっと活用できそうで楽しみです。
あとは事前のカード決済です。遠方の方やオンラインでカウンセリングをする方に、わざわざお振込をお願いするのが心苦しくて。特に海外にお住まいの方だと、海外送金となるとハードルが上がってしまうんですよね。予約金だけでも先にカード決済で入れていただけると、すごくありがたいなと思っていました。これも紐づけられると伺ったので、そこも楽しみにしています。
今後のクリニックの展望をお聞かせください。
ありがたいことに、著名な方をはじめ多くのVIPの方にもご来院いただいています。ただ、うちはプライバシーを何より大事にしているので、「ここで受けました」と発信していただく機会がほとんどないんですよ(笑)。それこそが選んでいただいている理由でもあるので、嬉しい悩みではあるのですが、広く知っていただくという意味では、もう少し工夫が必要かなと思っています。
口コミで、他院で受けられた手術の修正をご相談いただくことも多くあります。そこまで信頼して足を運んでいただけるのは、本当にありがたいことです。そのうえで、これからは「最初からここで受けたい」と思っていただけるクリニックにしていきたい。技術もサービスも自信を持ってお届けできるものになってきましたので、あとはそれをもっと多くの方に知っていただけるように、一人ひとりの患者様に丁寧に向き合っていきたいと思っています。
本日はお忙しい中、ありがとうございました。
院長プロフィール
資格・所属学会
医学博士
日本形成外科学会 専門医・指導医
日本美容外科学会(JSAPS) 専門医
日本頭蓋顎顔面外科学会
日本再生医療学会